オレンヂなデイズ

イタリア帰りの起業家、奮闘する

競技ダンスの何が楽しいかを少し科学的に考えてみる

今日は待ちに待ったヤングサークル競技会、「ア●コカップ」だった。

蓋を開けてみるとA級ジャッジが3人も居る豪華さで、100名くらいを詰め込んだ角筈地域センターは会場の熱気で汗だくだった。

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競技結果はこの際置いといて、タイトル通り若干科学的にこのテーマを分析してみる。一つ目のヒントはこの茂●さんの連続ツィートから。

togetter.com

やってる人なら言わずもがなだが、何年も何年も踊っていても、ダンスの練習は基本的に同じところを通ることはない。レッスンを経る前のナチュラルターンとレッスンを経て変化をフィードバックしたナチュラルターンは微妙に感覚が違うので、感じている世界、見ている景色が違うからだ。だから日々が新規制の連続。

 

なので、いつまでも飽きない。

 

二つ目に思うことは、ダンスはオープンスキル(Open Skill)だ。

 

クローズドスキル(Closed Skill)とは、他人に影響を受けないスキル、100メートル走とかは基本的には隣で走っている人のスキルが自分のスキルには影響しない訳だからクローズドスキルと呼ばれる。対して柔道とかボクシングとかは相手のスキルに影響を受けて自分の持っているスキルの有効性が変わるのでオープンスキルと呼ばれるそう。

 

ダンスは、隣で踊っているカップルには影響は受けない訳だから一見クローズドスキルのように見えて、パートナーの影響で出せるパフォーマンスが変わるので明らかにオープンスキル競技だ。

 

一緒に踊るパートナーの力が、技術が流れ込んでくる時、そのフィードバックが時々、語らなくても正しい重心の動き・運び方を教えてくれる。

 

プロのダンサーと踊って、その技術と身体操作を体で感じることが出来るって、感動ですわ。

 

今日はすげー疲れたんだけど、まだ体が熱くてしょうがないです。

 

最高のパートナーさんと踊っても、自分では活かしきれないもどかしさ。。

また明日から頑張ろう。

 

本当に楽しかった〜!

そんな感じです。また明日、ML●C来るひとは新宿で会いましょう〜!

おやすみなさい!

遥かなるフィレンツェ

昨日、ついに雇用契約書にサインして提出した。新しい章のスタートだ。

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実際、ここ一週間悩みすぎて禿げるかと思った。二つの会社からオファーを同じタイミングで頂戴し、どちらにするかを決める期限が1月13日だった。USの会社とイタリアの会社(両方共にデジタルマーケティング関連)、木曜の夜まではUSの会社にするつもりでいたが、最後の最後でやっぱりイタリアの会社に行くことに決めた。

 

給与面の条件は全く同じだったが、USの会社の方は結構なボリュームのストックオプションが付いていたので、そちらを辞退してオプションの無い方に行くのが果たして正解だったのかは今でも分からない、でも最終的にメンターの言葉通り我が本能(Intuition)に従った。

 

ドコモデジタルとは、ボン・ジョルノと言うイタリアの会社をNTT Docomoが10年くらい前に買収して作った会社だ。ここ10年でグローバルでは1500人規模の会社に成長し、でも日本人は社長と他にもう1人だけと言う稀有な企業体だ。(厳密にはその他に10名ほどのドコモからの出向者が欧州に居るらしい)

 

日本には一人も社員が居ないので日本法人は現時点では存在しない。2月の下旬までには設立すると契約書には書いてある。僕が日本では第一号になる訳だ、essenceの時と同じ、既視感だぜ。前回は失敗したが、その経験を経て今度こそは成功させる、必ずだ。

 

僕の所属するDigital Acquisition Teamはフィレンツェに拠点を置く。トレーニングはフィレンツェで三ヶ月!ここ最近、やたらイタリア語に凝っていたのが功を奏しそうな気配がしてきたぜ。もちろん講義そのものは英語でやってくれるだろうが、街でパンを買うにもイタリア語が必要になるだろうから頑張りたい。ダンスをするとなれば言わずもがなだ。

 

いつか、真のGiocatore(競技選手)と呼ばれるその日まで、これは頑張るしかないやろ。燃えるぜ・・・。

 

フィレンツェから天下最強のWDSFチャンピオン、シモーネ & アネッサのダンスチーム・ディアボロが拠点を置くマリネッラまでは車ならわずか一時間半の道のりだ。

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ミルコ・ゴッツォーリ、ベネデット・ファルージャ、シモーネ・セガトーリ、パオロ・ボスコ、夢にまで見た最強のダンサー達。全ての道は、イタリアに続く。

 

おっしゃ、待ってろよ遥かなるトスカーナ!(まだ日程も決まってないけど)

Grazie amigo!

 

 

ブサイク開放宣言

尊敬するマンボウやしろさんがちょっと前に本を書いた。

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この禁断の書だが、さしあたって僕に、或いはこんなつまらないかもしれないブログを読んでくれている稀有な貴方に直接関係あるかないかはさて置き、非常に大切な示唆を幾つか含んでいるので本投稿で共有させて頂きたい。

 

この本の中でマンボウさんは語る。「どの国に行ってみたい?」と意中の女性に聞け、それで君にとって一番貴重な情報が手に入る、と。

 

これは実はマーケティング的にも非常に的を射ている指摘だ。

過去、貴方がどんな場所に旅行したかと言うデータは実際に現代のデジタルマーケティングを語る上で欠かせないデータとして見られている。旅を企画し、実際に旅行するというのはその過程でその人の人となりやリテラシーがとっても沢山現れている。

どうやって宿泊先のホテルを選ぶか?検索か?Expediaかじゃらん楽天トラベルか?誰と行くのか?いついくのか?などなどが貴方の購買力、コンピュータリテラシー、行動特性やらオトナ度を示しているのだ。

 

マンボウさんによるとまず、この質問に「ハワイ」と答える女性には警戒しなければならないらしい。「そもそもハワイは国じゃねーアメリカの一部やろ頭かるいなー」とかなんとかマンボウさんは突っ込む訳だが、大事なのは皆んなが良いと思う選択肢を選ぶ女性は男性を選ぶうえでも万人受けするイケメンを選ぶ可能性が高いと言うのがマンボウさんの指摘である。

 

逆に旅するうえで明らかに不便そうな途上国を答える女性は人と違う選択肢を取ることに価値を感じる傾向があるので、ブサイクにもキャラクターが面白ければ可能性が生じてくると言うのが彼のポイントだ。なるほどー・・と言う感じである。

 

昔、当時好きだった人が偶然そんな話になった時に南米の途上国をあげたことがあって、結果全くもってかすりもしなかったことがあった。完全に「万人受けゾーン」を外してくる人もまた対応がきわめて難しい事を学んだ苦い瞬間だった。

 

所詮、人間関係全般最後はサイエンス(理屈)じゃなくてアート(直感)だから、ここぞという場面では勘で行っても強行突破する力は持っておきたいものですね。

さてさて、今夜もレッスン頑張ろう!

2016年もありがとうございました。

2016年も、遂に残すところあと一週間をきりましたね。

みなさんにとっては、どんな一年でしたか?思い返すと、僕にとっては本当に本当に大きな変化の一年でした。。

 

今年の一月から新しいパートナーと踊り始めて、住むところも引っ越して、何もかも新しくなって四月からはMLDCの副会長をやることになり、色々なことがありました。交友関係も大きく変わって、急すぎる身の周りの変化についていけず、一年間の前半は浮き沈みの激しい時期でした。もうとっても昔のことみたいに感じますね。

 

僕は仕事が会社員とは言っても、外資ベンチャーの変化の激しい環境で働いてきたので、自分では変化に強いと思っていたんですが、今年の前半は本当に結構なんだかんだでメンタルが脆くなっていたので、やっぱり急過ぎる環境の変化には気をつけないといけないですね。

 

全ては自分起因なのですが、7月〜8月あたりはけっこうズタボロでした。。でもまぁ、落ちるとこまで落ちると、後は浮いてくるしかないですね。真夏のゲリラ豪雨みたいなのが降った後に、オフィスの窓から虹が見えたんですが、写真ではわかりにくいのですが、ダブルレインボーと言って、同心円状の二つの虹が見えたことがありました。

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英語では、幸運の予兆をRainbowで象徴して、不幸の予兆をRain cloudと言ったりします。オフィスでマンスリーミーティングをするときに、外資っぽく皆で自分の今月のRainbowとRain cloudを話したりしました。割とファミリーっぽい雰囲気なこともあり、仕事だけじゃなくてプライベートな事も普通に話します。

 

真夏の雨上がりの夕方、窓から虹を見ながら、「ダブルレインボーは滅多にないほど大きな幸運の予兆なんだよ」と同僚のジェニーが言いました。それを聞いて、「あぁ、なんか自分は今運気っぽいやつが底を打って、ここから浮上する気がする」と思いました。

 

実際、その週からは素晴らしい出会いにも恵まれて、その後の後半の一年は幸せなことがてんこ盛りで、前半の落ち込み具合が嘘みたいでした。

 

この一年で学んだ事は、僕には全てにおいて余裕が大事だと言うことです。シャカリキに頑張る時ももちろんあるけれど、「余裕」は僕にとってのラッキーアイテムみたいなもので、どうやって余裕を保つかが重要なんだなとこの一年の経験から嫌と言うほど学びました。

 

余裕の無い自分なんて、味噌の入ってない味噌汁みたいなもの。誰にも見向きもされない存在になり果てるのみでした。絶対に余裕を失わない為に、シャカリキに頑張るしかないなと思いました。そんな一年でしたね。

 

あと、攻めの姿勢!

攻撃は最大の防御と申しますが、本当にその通りですね。ちょうど昨日、三年ほど前のジムのスパーリング大会の映像が出てきました。ボクシングもダンスも、やればやるほど自分の中身が表出する点では同じですね。圧倒的な余裕と攻めの姿勢を忘れずに、2017年も邁進して参りたいと思います。

 


スパーリング大会2013年1月