オラ!
おっすオラ悟空じゃないよ!「Hola」ね。まだマドリードに居ます!
さぁ今日は三回構成の第二回!Skypeで勉強したことを忘れないうちにまとめますわ!
第一回は「テク企業がどんだけ強く見えても実はファンドが最強だった」ってのと「技術トレンドの変遷の速さとP2Pの栄枯盛衰」をまとめたので比較的マクロ経済的なテイストで内幕のエピソードを交えてお届けしました!
なんせアムステルダム会議にあの日に居た日本人は4人だけだから、ここで書いておかないと日本語の情報としては残らないのでまぁそれなりに価値があったと信じたい。
第二回はガラッと風味を変えてマインドセットについての発見、学びをまとめたいと思います。読んで頂けたら幸甚ですわ。
1.嘘つき野郎から始まってそれでいい!てかむしろ最初から真実を言える奴いねぇ!
思えば俺はとんでもねぇ嘘つき野郎だった!!懺悔したいんや。。
だってアカウントマネージャとして採用はされたけど、最初はスカイプ会議で英語でビジネスの進捗を報告なんて出来なかったんやからね!これが出来たのは多分入社して一年くらいしてからだと思う。そういうことをする為の仕事なのにね!
「英語でプレゼンする仕事」に英語でプレゼン出来ないくせに応募して採用されるってどないなってんねん!みたいな。詐欺やねこのレベルはマジで。
で、この問題の厄介な点は、語学のスキルの問題で出来なかった訳じゃないんよ。ただ、下手な英語であった事も無い参加者の前でプレゼンして「こいつ英語も話せないで馬鹿じゃねぇの」って思われるリスクが怖くて精神的な問題で出来へんかった。九割がた意気地の問題なの!自分で書いててもなんて恥ずかしいんだ!!
でも「俺なら出来ます!」って感じで売り込んで採用された訳だから今更「出来ない」じゃ済まされへんやろ?冷や汗かきながらも、出来るって言って出来なかったからにはもう「出来るようになる」の一択な訳ですわ!
でもね、今から思えばそれで良い!って思う。プロって、プロとして始まるケースよりも、偽物のプロにとりあえずなっちゃって、格好悪くてもそこから努力して少しずつ本当のプロになって行くしかないんじゃないかなぁって思った。
人類最強リバイ兵士長も言ってたやろ?「調査兵団ではたいていの新兵は最初の遠征で死ぬ。そこを生き残った兵士だけが生存率の高い優秀な兵士になって行くんだぜ」みたいなさ。
理想的には、最初から超すごい奴がやってくる的な少年漫画のシナリオが格好良いけどそうは行かへんて普通!「言っとった割にショボイやんけ!」って言われて「すんませーん汗」つって頑張って、迷惑はかけちゃうけど嘘から産み出す誠で埋め合わせできると信じようや!長期的に見れば必ず「かけた迷惑」を「貢献」が上回るで!必ず!
但しここでのポイントは自分も迷惑をかける前提だから、そのぶん誰かの失敗にも寛大でいるように努めたいなって思う。結構、自分が優秀って思っちゃうと人の失敗に対してシビアになるからね。。でも、誰しも最初から優秀だった訳は無いやろ?
2.「ぷ、意識高い系かよ?」って揶揄されてもやっぱり日本は狭いって思ってた方が良いよ!だって実際見方によってはホンマに狭いもん!
本気で何かを追求してる人なら誰でも知ってるこっちゃけど、その分野ではすぐに世界で一番すごい人たちから習いたくなるやん?そこでやっぱり言語の壁にぶつかる訳だから、語学はやっぱやるしか無いよね?
俺がSkypeの採用面接で一つの鍵になったと思うのは、"Seeing Both Sides"って言うUSのベンチャーキャピタリストの書いた本について説明した時だった。ベンチャーキャピタルに興味のある人はこのテク業界で掃いて捨てる程いるけど、洋書をわざわざ読んでまでその研究をする人ってなるとイキナリほんの一握りになるねん。・・意外やけどね。
それはかなり当時面接をしてくれた伝説のカントリーマネージャーには響いた様子で、一気に打ち解けたのを覚えてる。面接官の伝説の男は、覚えてくれてるかな?多分もう忘れてるかもだけど(笑)
競技ダンスの上位の先生方も、プロボクサーだって外国に学びに行くし、ちょっと聞いた話じゃすごい料理人さんも最近はスペインとかに技術を学びに来るって聞いた。そう言う意味では、自分の興味ある分野を深く理解するために英語って修めておきたいもんやね。TOEICで高い点取るってモチベーションでも勿論えぇねんけど、やっぱりどうしても学びたい事がある人たちは吸収が違うんじゃ無いかなって思う。
3.実はみんながクロロ団長になれるんや!
俺は100%断言できるねん!そう、君の中にもクロロは眠っている。
※冨樫義弘先生著、「ハンターxハンター」より
いやいや、あのヒソカをも一蹴する最強の団長にどうやってなんのよ??って思うやろ?でもな、これがマジやねんて。
誰でも人のスキルを盗む事は絶対に出来るの、胸に手を当てて思い出してみてや。君も幾つか心当たりあるやろ?それを仕事でやるだけのこっちゃ。
憧れる人がいれば、その人の仕草や口癖を真似したりするやん、それの延長上の話でね。競技ダンス部に所属してる君なら、憧れの先輩のナチュラルターンを再現しようとしたやろ?フィガーをパクったりしたやろ?プロの先生と同じ曲でデモを踊ったはずやで。
俺は今日も、いきなりぶっこんだマドリードオフィスで、いきなりCEOの前で日本のビジネスの現状をプレゼンさせられる事になって、内心ちょっとびびったけど余裕で対処できた。でね、そのプレゼンのやり方は自分でも笑ってしまうねんけど、前の職場、Essenceで凄く目立ってた日本人女性APAC社長のプレゼン手法を「盗賊の極意」でパクったものやねん。英語のアクセントから、パラグラフの組み立て方、話すポイントの選び方までそっくり過ぎて自分でも笑ってしまうねんけども!そらぁ多少は劣化版やけどさ。
フェルナンドCEOと、他にも25人の幹部がLifesizeって言う会議アプリの向こうで見てる中でいきなりフラれたスライドをプレゼンして、その後で直属の上司からは「あのプレゼンよかったよ!」って言葉を貰えたんやで!そらぁそうやよ!なんたって俺史上最強のスキルを持つ人から必殺「盗賊の極意」でパクったプレゼンメソッドやからね!
これは勿論「憧れ」の他にも幾つかクリアしないといけない条件があるので、その点も含めて「盗賊の極意」って奴は侮れんで。さすが冨樫先生や!しかし、相性ってのもあるので、相性が良くないとイカンって点ではむしろ「霊光鏡反衝」に近いと言える。
※冨樫義博先生著、「幽遊白書」より。
ほら見てや!また奇しくも冨樫先生やで!!やっぱ天才やな!!!
その凄いトップマネジメントの女性は蠍座だった。俺は蟹座で同じ甲殻類なので相性と言う点では申し分ないと言えよう。うん。
まぁそんな感じで、最初は詐欺と罵られながらも、すげー人から色々技術を盗んで、皆んなこの世界を亘って行ってるんだなって。マイナスから始まっても、それでもえぇから頑張って世界と戦うしかないって事を学んだ。これがマインドセットかなぁって思うねん。
じゃあまた!
夏までには日本に帰るからお会いした際は宜しくお願いします!
Buenas Noches!!