オレンヂなデイズ

イタリア帰りの起業家、奮闘する

B!プロジェクト振り返り其の壱、ヴァイスメディアの勃興

チャオ!連休ですね!

 

さて、2017年の2月から、約3年以上に亘ってお届けしてきたBUONGIORNOプロジェクト(以下、B!プロジェクト)が、遂に2020年6月を以て終了する。

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すごく長かった様な気もするし、でも始まった時の事をつい昨日の様に思い出すことも出来たりで、個人的には不思議な感覚で切ない思いです。

 

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BUONGIORNOのオフィスから、すぐ近くにはドゥオモが見えた

 

終わってみると、通算で$400/hを超える神案件でした。(※ 一週間に四十時間とか稼働している訳ではないので週$16,000とかって事ではない)

 

てか、時給でどうとかってチャチなレベルでは無くて、本当に僕の人生を変えた偉大なプロジェクトだったので、これを機に振り返って行きたいと思う。

 

そもそも、僕がB!プロジェクトにコンサルとして入らせて頂くきっかけになったのは、彼らのクライアントであるヴァイスさんの日本での展開をサポートする為だった。

 

ヴァイスさんは、本当にすごい会社で、僕にとっては尊敬してやまない真のクリエイター集団だった。

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千駄ヶ谷の一軒家的な感じのヴァイスさんのオフィス

ヴァイスメディアとは、元はカナダのフリーペーパーから始まり、音楽から政治までカバーする「ミレニアル・メディア」だ。

 

この辺の「音楽プラス政治」みたいなノリが最初は分からなかったのだが、なんか古くは有名な「ローリングストーン」と言う音楽雑誌に始まり、反体制的なミュージシャンの言動をクローズアップする中で政治の世界で起こっている事を音楽誌が分析したり批判したりと言うのは西洋の文化の中では一般的なのかなと思った。

 

そんな訳でヴァイスメディアはISISへの突撃取材を行って世界的な注目を集め、2017年の時点でオバマ大統領に単独インタビューできるくらい影響力のあるメディアに育っていた。


President Barack Obama Speaks With VICE News

 

「ミレニアルメディア」とは、その名のとおりミレニアル世代向けの媒体と言う意味で、特徴としては取材対象の飾らない本当の姿を掘り下げる事にこだわる傾向がある。

 

聞いた話では、西洋のナウな若者はBBCとかCNNとかFOXとかの所謂「オトナ向け媒体」は信用しない人が多くなったので、そう言うお高く止まったメディアに代わって若者目線で脚色の無い真実を取材する事がミッションなのだった。

 

日本での展開は、かなり世界でのミレニアルメディアの立ち位置とは違う角度から展開していたが、とにかくアツイ人達のクリエイター魂に触れられたと言う点で、僕にとってこの上なく貴重な機会だった。

 

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広告展開・ユーザー獲得に必要なランディングページや、バナーなどの素材はフィレンツェのB!オフィスで作成し、納品していたので、色んな意味で日本にコンサルタントが居ないと実現が不可能な状況だった。

 

ここから、想像もしなかった様な冒険が始まって行ったのだった。

 

<続く>