ボンソワ!!
長々と続けて参りました「ヨーロッパで普通にスマホ」のコーナーもいよいよ完結編です!
僕らの世代がみんな基本デジタル・ネーティブなはずなので、たとえ知らない異国でも普通にスマホが使えるだけで何でも出来る気がしてくるから不思議ですね!
さぁ仕上げのステップを行ってみましょう!
・・・と、その前に、すいません、電話会社によっては最終ステップの「クレジットをチャージする」の前にもう一段階のステップが必要でございました。
まっこと申し訳ない!!
補足の手順:アクセスポイント名を設定する。
携帯会社によっては、貴方のiPhoneでデータ通信を実施する前に、「アクセスポイント名(APN: access point name)の設定が必要です!
何もビビることはない。超簡単!使いたい携帯会社名前と"APN setting"ググれば一発!
例えば僕がスイスで使ったLyca mobileだとこんな感じ。
上の"Cellular Data"だけ見れば大丈夫。
iPhoneの「設定⇨モバイル通信」からアクセスポイント名を設定出来ます。
APNは"data.lycamobile.ch"と、Usernameに"lmch"とPasswordに"plus"って入れるだけ。
まぁ、普段デジタルに触れない人にとっては、ちょっとハードルありますね、英語のネットに抵抗があるとちょっと大変、確かに・・。
でも、ここだけが山場です。
ちなみにLyca Mobileではアクセスポイント名の設定が必須でしたが、フランスで使った"Lebara"では不要でした。携帯会社によって必要な設定が違います。
手順3:クレジットをチャージする。
ここまで来れば貴方のスマホが活躍するのも時間の問題となりました。
前回のモバイルショップ編で、SIMを買うと「タバコショップでクレジットは買えるから買ってチャージしてね」って言われます。
日本人なら、「え、タバコショップで通信のクレジット買うって・・何なん?」と目を丸くするでしょう。
しかし、心配はご無用です。本当にタバコショップで買えるのです。
ちなみにフランス語だと「タバック」でイタリア語だと「タバッキ」になります。
スイスでクレジットを買うのは普通に「キオスク」です。
これらのタバコショップは、日本で言う所のコンビニの役目を果たしています。
ちなみに余談ですが日本では、スカイプクレジットを実はコンビニのファミポート、ローソンのLoppi、セブンイレブンの「マルチプリンター」で買うことが出来るのです!仕組みは同じなので見て行きましょう。
覚悟を決めたらパリの「タバック」に入って、レジのおばちゃんに"I want to buy 2GB data communication credit for Lebara"と言い切りましょう。
タバコショップは当然地元密着の路面店なのでぞんざいな扱いを受けること間違い無いですがひるんでは行けません。「俺は絶対買う」と言う断固たる決意を込めて話してください。
そうするとレジのおばちゃんは「やれやれだぜ」って顔をしてこんな紙をくれます。
フランス語な時点でマジお手上げって感じですが、諦めてはいけません。
要は真ん中の数字の暗号が大事です。こいつがいわゆる「森へのパスポート☆」。
SIMを入れ替えたスマホを取り出したら、おもむろに❇︎133❇︎2515091762008864#と打ち込んで通話開始ボタンを押してみましょう。
2515から始まる番号が貴方の購入した16ケタのPIN番号と言われるものです。
「え、マジ?電話するの?」って思うでしょう?
しかし、次に貴方が見るのはこんな画面です。
実際のLebaraの画面はスクショ取り忘れたのでこれはスイスで使ったライカモバイルのスクショです。
手順としては以上です。これで貴方のスマホは魔法がかかった状態。ヨーロッパの国々でも問題なくデータ通信が出来て、何処へでも旅のお供として心強い存在になってくれることでしょう!
ここで賢い読者の皆さんはSIMと2GBのデータ通信を購入して合計で1500円!安!!!と思ったでしょう?
そう、、日本と比較すると格段に安いです。
日本ではそもそも2GB買うのに2000円なので倍です。
その上、携帯会社は基本2年契約!途中解約すると10,000円くらい取られますよね?
どこかの大臣かなんかが、「日本の携帯会社は高すぎる!少なくてもあと四割は下げられる。」と言ってましたが、本当にヨーロッパと比較すると高過ぎてびっくり。
ヨーロッパで僕があのまま携帯を使い続けたら2000円で1ヶ月に4GBの通信が出来る訳です。携帯代つってもeBayで中古のiPhone7買えば500ドルくらいのものです。
まじでボラれてる感じになっちゃいますが、楽天が参入するみたいなので少し期待しましょう。・・・嘘です。日本の携帯会社は高品質なサービスを提供しているのです!!特に検索で情報を得るのが不得意な高齢者の皆さんには、携帯会社の店舗でのサービスが必要なのはまぁ事実ですね。
では良い旅を!
ボンボヤージュ!!