オレンヂなデイズ

イタリア帰りの起業家、奮闘する

誰だって失敗する

なんやかんやで世の中にはチャンスが溢れている訳なのだけれども、さりとてそのチャンスを本当に掴み取ることは極めて難しい事だ。
 
思えばダンスの競技会だけじゃない、俺の人生日常がCompetitionだった。

今回もガントレットと呼ばれる四人抜きの面接過程をくぐり抜けて最終選別まで到達したけど、最後の最後で対応を誤って、チャンスは水泡に帰した。

 
プレゼンテーションの準備には週末に深夜まで時間を費やしたけれども、その時点で完全に戦略ミスだった。評価の大部分はコンピテンシークエスチョンと呼ばれる基本的なマネジメントスキルについての質問への回答だったようだ。勿論準備さえしていけば何のことはないような質問だったけれども、英語でそんな予測してない質問にその場で器用な回答をするには語学的センスが足らなかったし、そもそも日常からそんな事柄を考えていないんだから無茶だった。
 
"How you build credibility among the team members when you come into the team as manager?"
の質問に対する理想的な回答はおそらく
Showing the strong commitment not to avoid getting my hands dirty and demonstrate deep understanding about the goals of the campaign/project
とか今になって考えるとそんな感じのことだっただろう。他にも様々な議題を複数団体の絡むミーティングの中でどうバランスするか、とか・・とにかくそんな設問に対してエレガントな回答を行うことは何の準備も無しでは今の僕には不可能だった。良い勉強になったなぁ。正直、回答する文言と文章を組み立てるのに頭がいっぱいだったし、会議室の五人の幹部を前に沈黙して集中・熟考することすらなかなか難しかった。やはりネイティブスピーカーじゃない事は不利だ。
 
エッセンスも含めてスタートアップ企業が完全にRRK(role related knowledge)にフォーカスして試してくるのと対照的に、上記のブランド企業の質問はGCA(general cognitive ability)を試すようなものだと言えるだろうか。
 
でもだからと言って敗北感は無い。いつかマジでチャレンジする時の為に、良い経験になったなと思うだけだ。今回のチャレンジは本番じゃない、本番さながらの実戦練習だったんだ。
 
全く悔しくないわけじゃないって言うか、実際悔しかったりはするけれども、ジョーダンもメイウェザーも常人の数百倍失敗して神の域に辿り着いたのであって、凡人にしか過ぎない俺に出来ることはこの勢いで失敗を繰返すことだけだ。
 
いつか神レベルに到達する日を夢見てコツコツ失敗と敗北を重ねる。
MLDCのフェイスブックページも、マーケターのプライドをかけて注力しているが今週の投稿も二千人近くリーチしてなんとたったの20イイネ・・。イイネ率1%と言うまさかの事態に直面した。
まだまだ改善が必要だ。人生もダンスもマーケティングも、全てがね。
 
(※今回の記事は世に公開するには不適切な内容を一部含んでいるように見えますが、そもそも選手ブログは大部分がフィクションと言う設定になっており、実在の企業・団体とは一切関係がありません。貴方が不適切と思われる部分は全てフィクションです。あしからずご了承ください。)