オレンヂなデイズ

イタリア帰りの起業家、奮闘する

ジョカトーレの午後

後輩が増えている。
部下も増えている。

人生も仮に健康寿命がだいたい70年とすると、来週からはいよいよラターハーフに差し掛かるのだからやっぱそういうもんだな。どこへ言っても若手と言われたのも過去の話。

でも誰より若い踊りが出来るように必死こいて鍛えとこうと思う。
最近は前よか腹使って踊るようになってスゲー腹筋絞れてきてちょっと嬉しい。

話題が逸れたけど、そうなってくると、後輩から何かと相談を持ちかけられる機会も増える。
先週はとある後輩からいきなり面接対策の英語のレッスンをお願いされて週末三時間くらい頑張って教えたんだけど、語学ってほんとにダンスにそっくりだよね。

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何語であろうが、言語はあなたを表現する道具に過ぎない。
教科書の表現を丸暗記したら駄目だよと三時間言い続けた気がする。
丸暗記した言葉を使うんじゃ、あなたが言葉に使われている状態だ。
あなたを表現するために、もっと自由に言葉を使わないとイカンよね。

言ってて、ダンスも本当に同じだなと思う。
技術は、表現する為の道具。
最近レッスンを受けていて、今はどんどん自由に踊れるって感じるようになってきた。
仮に自由になったとして、その自由さを使って表現したい「何か」が去年までは無かった。
でも、今はあるんだな。

今日も速攻仕事終わらせて日暮里。
梅雨だけどマジ燃えるぜ。



熊飯

昨日は定期的に開催している熊飯会だった。

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熊飯会は、基本四谷の穴場的スポットで開催される不定期イベントで、日々の諸々の闘争と奮闘に疲れた僕の心を癒してくれる数少ない貴重な会である。

 

熊ちゃんは独特の鋭い知見で諸問題を解決する手助けをしてくれる他、僕のたってのお願いでMLの役員を二年連続で引き受けてくれたりしているので、足を向けて眠れないくらいのレスペクトキャラである。

 

だんだん都内も夏に向かっているとは言え、まだ過ごし易い気候の夜だ。知る人ぞ知る四谷荒木町商店街の名店で天ぷらを食った後、僕らはふらりと四谷の名所、須賀神社に詣でる参道を歩き、長い階段を上って立派な寺社を臨む厳かな境内に立ち寄った。

 

僕が新宿区フリークなのは幾つか理由があるんだけど、とにかく歴史を感じる場所がひそかに残っているのと、玄人好みの秘境的穴場が多いのは外せない要素だ。江戸っぽい(とは言っても建物は戦後に再建したんだけど)須賀神社は四谷の総鎮守で、荒魂神スサノオノミコトを祀っているそうだ。スサノオノミコトは水を司る農耕の神様と言うことで、パワースポット好きの間では水属性のパワースポットとしてもてはやされているらしい。日々、炎のように生きている僕達には正にぴったりだと言えよう。

 

そんな訳で神社を詣でてから500メートルばかり歩いて、四谷駅のホームに立った僕らだったけども、電車を待っていると突然僕の電話が鳴った。きょうへいからの電話で、レッスン終わったから四谷にいるなら一緒に飲もうぜと言う内容だった。

 

その日は木曜日、金曜日ではないが、あと一日で週末なんだからその誘いに乗らないと言う選択肢は僕にはなかったし熊にもなかったと思う(たぶん)。ギリギリ僕らが電車に乗り込む前に捕獲するあたり、さすがきょうへいだ。

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結局、日が変わるくらいまで皆で飲んで、スィーツ男子な僕らはデザートまでたいらげてけだるい夏の夜の空気に誘われて深夜なのにそのまま20分くらいかけて神楽坂まで歩いた。

 

リア充感はんぱない熊飯会を経て、今週はだいぶ英気を養えた気がする。うーむ、今日も練習がんばれそうだぜ!!

 

ルーツと真価

昨日は第三回リーダーサミット超会議だった。

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ご存じない方のために説明しておくと、「リーダー」とはダンス用語で女性をリードする男性を指す言葉であり、いわゆる一般的な引率者を意味するLeaderではない。逆に女性のことは「パートナー」と言う。ちなみにこれは日本のダンスシーンだけで使われる言葉で、英語圏では男女に関わらず踊る相手のことを単に"Partner"と呼ぶ。

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多忙なダンス男子を若松河田に結集させることはなかなか難しく、第二回はなんと3名だけで開催した訳だが、予想に反してその時はその時で濃い議題で大いに盛り上がった。今回は合計13名もの参加者を集めて半ば収拾がつかないほどに盛り上がって・・本当に幸せだった。。

 

僕は四人兄弟の長男で、兄弟は弟しかいない上に中高一貫男子校&高校まで格闘技しかやってなかったと言う事もあり、男だけの環境がやたら落ち着くものがある。金曜日は職場もなんと僕しか出勤しておらず、仕事も比較的余裕があったのでワクワクしながらリーダーサミットの企画を考えたり資料を準備することが出来た。そんな経緯なので、予定通り皆が若松河田に集まって、刮目して資料に目を通す様を見るのは至福の時間だった。

 

リーダーサミット超会議は今後も悩み多き男たちのオアシスとなれるように、注力していきたいと思いましたとさ。あー、本当にみんな頑張っていて僕も即発されたところがある。今日も練習頑張ります!押忍!

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↑二次会はみんなで新大久保の魚民へ移動。翌日競技会を控えているメンバーは一次会で帰宅。歩くのが気持ちい季節も一瞬ですね。。

 

誰だって失敗する

なんやかんやで世の中にはチャンスが溢れている訳なのだけれども、さりとてそのチャンスを本当に掴み取ることは極めて難しい事だ。
 
思えばダンスの競技会だけじゃない、俺の人生日常がCompetitionだった。

今回もガントレットと呼ばれる四人抜きの面接過程をくぐり抜けて最終選別まで到達したけど、最後の最後で対応を誤って、チャンスは水泡に帰した。

 
プレゼンテーションの準備には週末に深夜まで時間を費やしたけれども、その時点で完全に戦略ミスだった。評価の大部分はコンピテンシークエスチョンと呼ばれる基本的なマネジメントスキルについての質問への回答だったようだ。勿論準備さえしていけば何のことはないような質問だったけれども、英語でそんな予測してない質問にその場で器用な回答をするには語学的センスが足らなかったし、そもそも日常からそんな事柄を考えていないんだから無茶だった。
 
"How you build credibility among the team members when you come into the team as manager?"
の質問に対する理想的な回答はおそらく
Showing the strong commitment not to avoid getting my hands dirty and demonstrate deep understanding about the goals of the campaign/project
とか今になって考えるとそんな感じのことだっただろう。他にも様々な議題を複数団体の絡むミーティングの中でどうバランスするか、とか・・とにかくそんな設問に対してエレガントな回答を行うことは何の準備も無しでは今の僕には不可能だった。良い勉強になったなぁ。正直、回答する文言と文章を組み立てるのに頭がいっぱいだったし、会議室の五人の幹部を前に沈黙して集中・熟考することすらなかなか難しかった。やはりネイティブスピーカーじゃない事は不利だ。
 
エッセンスも含めてスタートアップ企業が完全にRRK(role related knowledge)にフォーカスして試してくるのと対照的に、上記のブランド企業の質問はGCA(general cognitive ability)を試すようなものだと言えるだろうか。
 
でもだからと言って敗北感は無い。いつかマジでチャレンジする時の為に、良い経験になったなと思うだけだ。今回のチャレンジは本番じゃない、本番さながらの実戦練習だったんだ。
 
全く悔しくないわけじゃないって言うか、実際悔しかったりはするけれども、ジョーダンもメイウェザーも常人の数百倍失敗して神の域に辿り着いたのであって、凡人にしか過ぎない俺に出来ることはこの勢いで失敗を繰返すことだけだ。
 
いつか神レベルに到達する日を夢見てコツコツ失敗と敗北を重ねる。
MLDCのフェイスブックページも、マーケターのプライドをかけて注力しているが今週の投稿も二千人近くリーチしてなんとたったの20イイネ・・。イイネ率1%と言うまさかの事態に直面した。
まだまだ改善が必要だ。人生もダンスもマーケティングも、全てがね。
 
(※今回の記事は世に公開するには不適切な内容を一部含んでいるように見えますが、そもそも選手ブログは大部分がフィクションと言う設定になっており、実在の企業・団体とは一切関係がありません。貴方が不適切と思われる部分は全てフィクションです。あしからずご了承ください。)